日本経済新聞社=新たな英文ニュースサービス「Nikkei Markets」で香港でのプレゼンス拡大を図ります
日本経済新聞社は日本を代表する経済中心とした言論報道機関で、発行部数320万部を超える日本経済新聞(電子版有料会員数を含む)は、日本国内ばかりでなく、世界でも最大の経済紙です。同社は古くから香港に編集支局と現地法人を置いていますが、今年9月、新たにグループ会社の日経ニューズライズアジア社(本社:シンガポール)が、新しい英文ニュースサービスNikkei Marketsの編集拠点を香港に立ち上げました。
香港が金融プロフェッショナルにとって、アジアのハブとして極めて重要と認識している。
Nikkei Marketsは香港、シンガポール、マレーシアの金融市場関係者を中心とした金融プロフェッショナルのニーズに応えるため、これらの地域のマーケット概況、上場企業の発表、値動きの背景などを英文で伝える市場速報ニュースサービスです。
「日経は2013年11月に英文ニュースメディアNikkei Asian Reviewを創刊し、その編集チームを香港に置いています。今回さらにNikkei Marketsについても香港に投資を継続する理由は、香港が金融プロフェッショナルにとって、アジアのハブとして極めて重要と認識しているからです。」と日経中国(香港)社の岩本陽一社長は述べました。
「読者は、私たちがアジアのメディアとしての視点で提供しているニュース、市場分析、見識を期待すると同時に、厳格な取材・編集基準によって正確で偏りのないニュースを提供することを私たちに求めています。私たちはNikkei Marketsを通じて香港やこの地域の金融市場に関する信頼性の高いニュースや出来事をリアルタイムで報道することに努めます。」と付け加えました。
グローバルな報道機関だけでは不十分な地域の企業ニュースをカバー
Nikkei Marketsは、香港の上場企業と日経が選んだアジアの有力企業「Nikkei Asia300」各社の事業展開や重要な出来事などを取材して提供します。ブルーチップとよばれる大型の優良株に加え、投資家の関心を集めている中型株式のニュースも提供します。そして近い将来、さらに投資機会を見つけられるような値動きのより激しい小型株までその取材範囲を広げる計画です。
「近年、市場関連ニュースを扱うグローバルな大手通信社の中にはアジアでの事業を縮小するところも多く、地元企業のニュースが減っています。正確な企業ニュースへの需要と供給のギャップが広がっており、このギャップをNikkei Marketsで埋めていきたいと考えています。」と日経ニューズライズアジア社ダイレクターのスミート・ニハラニ氏は語っています。
Nikkei Marketsの香港編集チームは、5~6名の現地記者とエディターで構成される予定で、ニュース本数に応じて将来的にはさらなる増員の可能性も検討しています。
Nikkei Marketsは香港のほかにマレーシア、シンガポールに取材拠点を持ち、タイムリーな編集と効率的なニュース発信を確保するために、インドを含めアジアをまたぐ編集体制によってサポートされています。
Fast Facts
- 2017年4月サービス開始
- アジアの主要株式市場にフォーカスした英文速報ニュースサービス
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