香港 — NTTデータのグローバル決済戦略拠点
NTT データは、世界有数のIT サービスプロバイダーで、世界40 カ国以上で事業展開しています。この度、世界中の加盟店に決済ビジネスを提供するためのグローバル決済拠点を香港に設置しました
香港をアジアのフィンテックハブとして強化する事を香港政府が推進している今、当社のようなフィンテック企業が香港に拠点を設けるのはまさしく最適なタイミングだといえます。
NTT DATA Hong Kong Limited(以下、NTTデータ(香港))は、2015年に設立されました。同社は、グローバルビジネスを展開する加盟店に、1 つのプラットフォームで世界中の取引先との決済を受け入れ、150種類以上の通貨でその管理ができるサービスを提供しています。
NTT データは、グローバル決済サービスの拠点設置にあたり各都市の検討を重ね、最終的に香港を選びました。香港は、世界最大の電子商取引市場である中国本土に隣接しています。また、同社が長年ビジネスを展開してきたアジアの中心に位置し、この度NTT データが目的とする海外、特段アジア各国の現地に特化した決済手段へのアクセスにも優れています。このような香港特性はNTT データの競争優位性を高め、業界専門知識と現地知見を決済パートナーに求めるようなグローバル加盟店にも大きな価値をもたらします。
決済サービスの対象地域を日本国外へ拡大
香港には、小売、旅行、デジタルサービス分野の多くの企業の地域統括部門があり、NTT データはそれら顧客に寄り添ったサービスを提供することができます。「香港は国際ビジネスと金融の拠点です。強靭な経済力と開放的な市場を持ち、各国へのアクセスも容易です。整備された法制度と優れたインフラ、多言語対応可能な優秀な労働力といった、決済業界の発展にとっていずれも重要な要素が揃っています」とNTT データ(香港)グローバルセールス・マーケティング、ヴァイスプレジデントのTim Sparrow 氏は述べました。
「香港をアジアのフィンテックハブとして強化する事を香港政府が推進している今、当社のようなフィンテック企業が香港に拠点を設けるのはまさしく最適なタイミングだといえます。」と同氏は付け加えました。
Sparrow 氏は、同地域における電子商取引の成長に、大きなビジネスチャンスを見据えました。中国本土と香港の消費者によるグローバル電子商取引サイトでの購買は、益々伸びています。中国とアジア地域で売り上げを伸ばしたいグローバル加盟店は、アジアの複雑でダイナミックな電子商取引市場に取り組まねばなりません。NTTデータはその取り組みを全面的にサポートします。
NTT データ(香港)では、20名のスタッフですべての必要なビジネス機能を担っています。「小さなチームでスタートしましたが、東京本社の強力なサポートを得ています。イノベーションの余地を持ちつつ、東京本社からのリソースも活用できるというユニークな体制になっています。」とSparrow 氏は述べました。
「インベスト香港からは、当社の香港での知名度の向上や香港で急増するフィンテック関連イベントへの当社の関わりなどに強力な支援を頂きました。当社はインベスト香港と共生関係にありますが、これからは本事業が香港に更に多くの有能な人材を引き付けることで、香港とWin-Win の関係になります」とSparrow 氏は力強く述べました。
Fast Facts
- 30年以上にわたり日本の決済サービス業界をリードしてきたNTT データの子会社として2015年に設立
- 加盟店が現地及び国際取引の決済と管理を複数通貨で行うことをサポートする、国際決済サービスを提供
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